トヨタ自動車が5月27日、日本国内で発表したレクサス『NX200t』など3車種のリコール(改修・無償修理)。このリコールが、米国にも波及した。
これは5月27日、トヨタの米国法人、米国トヨタ販売が明らかにしたもの。レクサスNX200tおよそ3000台を、リコールすると発表している。
今回のリコールは、ABSの不具合が原因。米国トヨタ販売によると、ABSの油圧調整装置に製造段階の不備により、樹脂製の異物が発生。この異物の影響で、ABS作動時に車両の走行安定性が失われ、事故につながる恐れがあるという。
米国トヨタ販売は、対象車を保有する顧客に通知。全米のレクサスディーラーにおいて、ABSの油圧調整装置を確認し、不具合に該当すれば対策部品に交換する。
日本では、レクサスNX200tと、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』の3車種で、合計1077台が対象のリコール。米国では、レクサスNX200tだけで、およそ3000台のリコールとなった。