日本自動車工業会は5月21日、今年10月29日から11月8日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する「東京モーターショー2015」の出展者などを発表した。
部品や関連サービスを含む内外からの出展者総数は160社・団体と前回の13年ショーから18社・団体少なくなる。一方で展示スペース自体は若干広める。また、海外メーカーではフィアットクライスラーオートモービルズ傘下のフィアットやジープなど4ブランドが8年ぶりに復帰する。
同日記者会見した自工会の池史彦会長は、東京モーターショーについて「アジアでは新車市場が世界一となった中国のモーターショーが注目され、残念だが東京モーターショーは地盤沈下というか、注目度は下がっている」との認識を示した。
ただ「ITS(高度道路交通システム)や自動運転技術など、日本の得意技を発信する絶好の機会であることは変わりない」とし、今回で3回目となる自工会のテーマ展示である「スマート・モビリティ・シティ2015」などによって「世界一のテクノロジーショーケースを目指して準備する」と強調した。