デルタ電子は5月20日、スマートフォンの通信技術と連携しながら、充電サービス料金の簡単決済サービスを実現する業界初となる「スマートEV充電サービスソリューション」を開発したと発表した。
近年、一般利用者に向けたEV充電サービス事業への関心も高まっているが、既存サービスでは、充電器毎に使用できる会員制ICカードが限定されているため、利用者が限定されてしまうことが課題となっている。
デルタ電子が今回開発した「スマートEV充電サービスソリューション」は、EV用急速充電器に欧州/米国他で標準採用されているオープン・スタンダード・プロトコル(OCPP)を急速充電器本体(DCJシリーズ)に搭載。ユーザーは、スマートフォンを利用した決済サービスが即日利用可能となる。また、スマートフォンから簡単に充電操作ができるほか、充電終了も確認できる。
一方、EV充電サービス事業者は、課金/管理用の専用端末が不要で、充電器設置後、即日サービスが開始できるうえ、利用/稼働状況などもスマートに管理できる。