富士重、米国工場の能力を4年前倒しで倍増…インプレッサ 現地生産

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スバル インプレッサ(米国仕様)
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富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は5月8日の決算発表の席上、米国工場(インディアナ州)の生産能力を2016年末に現状のほぼ倍に当たる年39万4000台に増強する計画を明らかにした。

同社の屋台骨である北米向け車両は、慢性的な供給不足に陥っており、20年度に想定していた増強計画を4年前倒しする。米国工場の現在の能力は年20万台。これに日本からの供給を加えているが、15年度の北米販売計画は前年度比30%増の60万台と、大幅な伸びを見込んでいる。

吉永社長は「米国では今年も能力増に取り組むが、供給は大きく足りないのが実情。20年度の計画を大幅に前倒しすることにした」と語った。

能力増に伴い16年からは新たに『インプレッサ』を現地生産する。米国工場の増強により、国内工場を合わせた16年末時点の生産能力は102万6000台となり、現状より約20万台拡大する。

《池原照雄》

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