現在フェラーリはLMGTクラスやGT3、そしてフェラーリチャレンジなどに『458イタリア』をベースにしたマシンで参戦しているが、『488 GTB』がデビューした今、これらのモデルも順次切り替えられていくという。
F1以外のフェラーリのモータースポーツ関連を取り仕切るコルセ・クリエンティの責任者であるアントネッロ・コレッタ氏は、「488も458と同様LMGT、GT3、チャレンジの3カテゴリーに投入する」ことを明らかにした。
その投入時期については、LMGTとGT3は2015年の年末。チャレンジは2016年末の予定だという。
そして、LMGTとGT3に新規車を投入することについてコレッタ氏は、「ターボエンジンを導入するので、技術的な部分での課題が大きい。いかに燃費を良くして、かつパフォーマンスを最大限に出来るか。これが一番の我々にとってのチャレンジだ」とした。
アントネッロ・コレッタ氏は1997年からフェラーリに在籍。主にモータースポーツ部門で、チャレンジレースなどに携わる。2002年に設立されたコルセ・クリエンティの組織を立ち上げる一方、2014年にはモータースポーツ部門のディレクターとして、F1の組織改革にも関わってきたという。