日野自動車は4月28日、2015年3月期(2014年4月-2015年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は1兆6852億円(前期比-0.8%)、営業利益は1055億円(-5.9%)、経常利益は1046億円(-4.2%)、純利益は745億円(-16.4%)だった。
国内売上台数は、トラック・バス総合計で前期比11.8%増の5万9000台だったが、海外売上台数は、タイやインドネシアの市場低迷により、同4.5%減の10万6300台。日野ブランド事業のトラック・バスの全世界総売上台数は同0.7%増の16万5300台で、過去最高となった。また、トヨタ向けは『ランドクルーザープラド』が減少、同4.5%減の16万8100台となった。
国内市場向けのトラック・バスは順調だったが、海外での売上台数減少などが影響し、減収減益。最終利益の減少は、東日本大震災による特損を計上した2011年3月期以来、4期ぶり。
今期の業績見通しについては、売上高1兆7400億円(+3.2%)、営業利益1100億円(+4.2%)、経常利益1090億円(+4.2%)、純利益は740億円(-0.7%)とした。