日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは4月20日、上海モーターショー15において、『Q60コンセプト』を中国初公開した。
Q60コンセプトは1月、デトロイトモーターショー15でワールドプレミア。現行の日産『スカイライン クーペ』は、北米などの海外市場では、インフィニティ『Q60』として販売中。Q60コンセプトは、日産スカイライン クーペの次期型を示唆したコンセプトカー。
Q60コンセプトのデザインは、2014年9月、パリモーターショー14に出品されたコンセプトカー、『Q80インスピレーション』の影響を強く受けたもの。ボディサイズは、全長4690×全幅1865×全高1370mm。室内は、ハンドメイドのレザーやアルカンターラ、カーボンファイバーなど、上質な素材を使用。現行のスカイラインクーペに対して、後席の足元空間を広げ、真の2+2クーペに仕上げられた。
パワートレインは、直噴3.0リットルV型6気筒ツインターボ。インフィニティによると、優れたパフォーマンスと環境性能を両立した次世代エンジンになるという。
インフィニティは、上海モーターショー15において、Q60コンセプトを中国初公開。インフィニティは2015年第1四半期(1-3月)、中国で7900台を販売。前年同期比は28%増と、インフィニティの世界販売で、最も成長を遂げた市場のひとつとなった。
インフィニティは、「Q60コンセプトは2016年度、生産と販売を開始することになるだろう」とコメントしている。