双日は4月27日、インドネシアとインドで自動車部品の輸出入や物流業務を開始すると発表した。
双日グループでは、自動車部品の輸出入、検品、簡易組み立てやジャスト・イン・タイム納入などの物流複合サービスを、オートランス事業と名付け、米州およびタイで展開。タイでは、17年以上にわたり、自動車メーカーのサプライチェーンを補完する役割を担ってきた。
今回、双日の子会社で、輸出入や物流複合サービスにより自動車部品のサプライ・チェーン・マネジメント業務を行うオートランス・タイ(ATH)が、インドにチェンナイ支店を設立。また、インドネシアに同社子会社のオートランス・インドネシアを双日オートモーティブエンジニアリングとの共同出資により設立。2015年度よりそれぞれ営業を開始する。
双日では、3年後を目途に今回設立した2拠点でそれぞれ80社以上の顧客開拓を目標に設定。ATHは日系を中心に自動車産業の集積で先行してきたタイに加えて、チェンナイ支店およびインドネシア法人店の設立を通じ、アジアにおけるオートランス事業のさらなる展開と拡大を目指す。