JR東海、N700Aの客室照明を来年度増備車からLED化

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有楽町付近を走るN700A。JR東海は来年度以降のN700A増備車より、客室照明を全てLED化する。
  • 有楽町付近を走るN700A。JR東海は来年度以降のN700A増備車より、客室照明を全てLED化する。
  • 従来の蛍光灯(左)とLED(右)の比較。JR東海は「十分な明るさを確保しながら、CO2やメンテナンスコストの削減が可能」としている。

JR東海は4月24日、東海道新幹線で運行しているN700Aの客室蛍光灯を2016年度の増備車(G26編成)以降、全て発光ダイオード(LED)化すると発表した。

同社によると、2013年2月に運行を開始したJR東海のN700Aは、トイレと洗面所の照明にLEDを採用し、調光機能により省エネ化を図っていた。これをさらに客室にまで広げることで、消費電力を3割以上、1編成あたりの二酸化炭素(CO2)発生量を年間約25t削減する。LED灯は蛍光灯に比べ寿命が長いため、メンテナンスコストも削減できるという。

最近の鉄道車両では客室内の照明を中心にLED化が進められており、つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道では4月20日に全車両のLED化を完了している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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