スーパーバイク世界選手権(SBK)第3戦アラゴン大会が、4月10日から12日までの3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催された。決勝第1レース、ジョナサン・レイ(カワサキ)はオープニングラップで3番手。トップを走るチームメイトのトム・サイクスとチャズ・デービス(ドゥカティ)を追った。レース中盤までは、この3人が一定の間隔でトップグループを形成し、ハイペースで4位以下をジリジリと引き離した。そのトップグループの中で、レイは落ち着いた走りを見せる。フリー走行、予選と、決勝に向けて入念にセットアップを進めてきた成果が、タイヤが消耗し始める中盤に発揮された。8周目にデービスをかわし2番手に浮上すると、その勢いをキープしたままトップを走るサイクスを追う。そして13周目にサイクスをかわしトップに浮上すると、終盤のデービスの猛追撃をかわし、開幕から3戦連続4回目の優勝を果たした。第2レースは、デービスが序盤からペースを上げて独走状態。この日、高熱のために体調を崩していたレイは深追いをせず、2位をキープする作戦を取った。終盤は、追い上げてきたレオン・ハスラム(アプリリア)とし烈な2位争いとなったが、ラスト2周でスパートを掛けてハスラムを突き放した。これで開幕戦から3戦6レース連続で表彰台を獲得。総合首位をキープするだけでなく、2位のハスラムとのポイント差を26点へと広げた。■レース11位:ジョナサン・レイ(カワサキ)2位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)3位:トム・サイクス(カワサキ)4位:レオン・ハスラム(アプリリア)5位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)6位:シャビ・フォレス(ドゥカティ)■レース21位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)2位:ジョナサン・レイ(カワサキ)3位:レオン・ハスラム(アプリリア)4位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)5位:シャビ・フォレス(ドゥカティ)6位:デビッド・サロム(カワサキ)■ポイントスタンディング1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)140P2位:レオン・ハスラム(アプリリア)114P3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)83P4位:トム・サイクス(カワサキ)66P5位:ジョルディ.トーレス(アプリリア)63P6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)48P
『Ninja H2』エンジンを搭載した「スーパーチャージド四輪」発表に「超楽しそう」「さすがカワサキ」など驚きと期待の声 2025年8月6日 カワサキ初のスーパーチャージドエンジン搭載オフロード四輪『T…