ホンダの米国法人、アメリカンホンダが2月、シカゴモーターショー15で初公開した新型『パイロット』。同車に関して、エンジンスペックが公表された。
初代パイロットは、2002年に発表。『CR-V』をひと回り大型化したボディを持つ北米専用の中型SUV。2008年には、2世代目にモデルチェンジ。シカゴモーターショー15で初公開した新型は、3世代目となる。
新型のデザインは、モダンさや滑らかさを追求したもの。フロントマスクには、改良新型CR-V同様、最新のホンダのデザイン言語が導入された。インテリアは先代同様、3列シートを備え、最大8名乗車が可能。高品質なソフトタッチ素材の採用などにより、プレミアム性も引き上げられた。
エンジンは、引き続き3.5リットルV型6気筒ガソリン。ただし、新開発の直噴「i-VTEC」ユニットとなっており、気筒休止の「VCM」が採用され、燃費性能を向上させた。トランスミッションは6速AT。上級グレードには、ホンダブランド初の9速ATを組み合わせる。
4月10日、アメリカンホンダは、新型パイロットのエンジンスペックを公表。3.5リットルV型6気筒ガソリンは、最大出力280hp、最大トルク36kgmと発表された。このスペックは、先代の最大出力250hp、最大トルク35kgmに対して、30hp、1kgmの上乗せとなる。