ホンダが2015年内に、世界市場で発売する新型『NSX』。同車が、世界一過酷なヒルクライムレースにおいて、ペースカーを務めることが分かった。
これは3月30日、ホンダの米国法人、アメリカンホンダが明らかにしたもの。「6月末に米国コロラド州で開催される2015パイクスピーク国際ヒルクライムにおいて、新型NSXが公式ペースカーを務める」と発表している。
パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されており、世界で最も有名なヒルクライムレース。競技は全長 20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、 ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、パワーが約30%ダウンするという過酷なモータースポーツ。
ホンダは2011年、北米モータースポーツ部門のHPD(ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント)がパイクスピークへ初参戦。以来、同レースへの参戦とスポンサード活動を続けている。
アメリカンホンダは、「次世代NSXがファンの前で初走行。6月28日、パイクスピークのコースを確認走行する」と説明している。