日本船舶輸出組合が発表した2月の輸出船契約実績によると、一般鋼船の契約は14隻で、前年同月比68.3%減の63万総トンと8か月連続マイナスとなった。
円安が進んでいるものの、受注は低調に推移している。
船種別の内訳は、ばら積船がハンディ型5隻、ハンディマックス型3隻、パナマックス型2隻、油送船がアフラマックス型2隻、LNG船1隻、LPG船1隻だった。
納期別では、2015年度ものが22.4%、2016年度ものが23.2%、2017年度ものが54.4%となっている。
2014年4月~2015年2月までの輸出船受注量は242隻、前年同期比22.2%減の1136万総トンで、2014年度の前年割れは確実な情勢。
一方、2月の通関実績は、25隻、同35.5%減の77万総トンだった。
この結果、2月末の輸出船手持工事量は、635隻、2758万総トンとなった。