欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、新型『ゴルフ GTD ヴァリアント』を初公開した。
同車は、新型『ゴルフ』のワゴン、『ゴルフ ヴァリアント』の高性能ディーゼルグレード。すでに欧州では、ハッチバックの新型ゴルフに「GTD」を用意。今度は、ワゴンのヴァリアントにも、GTDを設定する。
GTDは、ガソリンエンジンの「GTI」のディーゼル版。それだけに、心臓部は高性能。エンジンは、ハッチバック同様、EA288型と呼ばれる直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」。最大出力は184ps、最大トルクは38.7kgmを引き出す。
新型ゴルフ GTDヴァリアントは、0‐100km/h加速7.9秒の優れた性能を発揮。これは、ハッチバックのGTDの7.5秒と比べても、遜色ない。それでいて、欧州複合モード燃費は22.7km/リットルと、環境性能はディーゼルならではの高いレベル。
足回りには、スポーツサスペンションが装着され、車高は15mmダウン。17インチのアルミホイール、ハニカムデザインのグリル、スモークテールライト、専用バンパー、バイキセノンヘッドライトなど、見た目はGTIに近い。
ジュネーブモーターショー15のプレスカンファレンスにおいて、フォルクスワーゲンは、「ゴルフ ヴァリアントにGTDの設定は、初めて。スポーティなパフォーマンスと優れた燃費性能を両立した」とアピールしている。