東京地下鉄(東京メトロ)は3月10日、有楽町線・副都心線の和光市(埼玉県和光市)~小竹向原(東京都練馬区)間8.3kmで、ワンマン運転を実施すると発表した。
東京メトロの発表などによると、副都心線では2008年6月14日の開業時から小竹向原~渋谷間に限り、運転士のみ乗務して車掌は乗務しないワンマン運転を行っている。このほど有楽町線と線路を共用する和光市~小竹向原間でもワンマン運転の準備が整ったことから、ワンマン運転区間を3月28日から拡大することにした。副都心線の列車は和光市~渋谷の全区間でワンマン運転を行い、有楽町線の列車は和光市~小竹向原間のみワンマン運転を実施する。
ワンマン運転区間では、運転士がモニターを使って利用者の乗降を確認し、ドアの開閉操作を行う。車内で異常が発生した場合は、運転士か総合指令所の係員が車内非常通報器を使って対応する。このほか、ホームドアに設置された可動ステップやセンサーにより、利用者の事故を防止する。