イタルデザイン・ジウジアーロは開催中のジュネーブモーターショー15でコンセプトカー『GEA』をワールドプレミアした。
GEAは、未来のモビリティ空間を提案する大型サルーンコンセプト。自動運転技術を搭載し、車内での快適性や生産性をサポートする。パワートレインは375リットルのバッテリーと570kWを発揮する4つのモーターからなり、最高時速は250km/hに達する。
ボディサイズは全長5370×全幅1980×全高1460mm、ホイールベースは3300mm。その内部に広がるのは、快適で独創的な空間だ。定員は4名。観音開きのドアに、180度回転する助手席、天井から下がるLEDスクリーン、モードや状況に応じて変化するライトやダッシュボードパネルなどを装備する。
フロントとリアの照明システムには、アウディのレーザライトとLED技術を採用。2007年以降、イタルデザイン・ジウジアーロのコンセプトカーに付けられている赤いGマークに、バックミラーと後方支援の機能を果たすカメラが内蔵されている。
また、まるで動くオフィスのような空間を提供する“ビジネスモード”、車内でのエクササイズが可能で、長距離の旅に適した“ウェルネスモード”、リラクゼーションに特化した“ドリームモード”の3つのモードが設定され、状況と好みに応じて選択することが可能。
スーパーカーやラグジュアリーカーが数多く出展される会場でもその未来的なデザインとコンセプトで一際注目を集める存在となっていた。