福井鉄道、「レトラム」運行区間を全線に拡大…3月7日から

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今年は3月7日から春季運行を開始する福井鉄道の「レトラム」。運行区間を全線に拡大する。
  • 今年は3月7日から春季運行を開始する福井鉄道の「レトラム」。運行区間を全線に拡大する。
  • 「レトラム」はドイツ製の路面電車。福井鉄道が福井県からの補助を受けて購入した。

福井鉄道は2月27日、ドイツ製イベント用車両「レトラム」の今春の運行予定を発表した。3月7日から運行を開始する。

今年の春季運行は、3月7日から6月14日までの土曜・休日に実施する予定。今回から運行区間を越前武生~田原町間の全線に拡大する。運行本数と時刻は、下りが越前武生9時35分発~田原町11時06分着と赤十字前12時53分発~田原町13時24分着の2本、上りは田原町11時13分発~赤十字前11時41分着と田原町13時30分発~赤十字前14時01分着、赤十字前14時13分発~越前武生14時59分着の3本になる。

「レトラム」は1960年に製造された、西ドイツ(当時)・シュトゥットガルト市電の電車。土佐電気鉄道を経て福井鉄道が購入し、2014年4月12日から春季運行を開始した。しかし、車両の不調から当初の予定より2週間ほど早い6月14日に春季運行を終了。9月6日から秋季運行を開始したが、翌7日に再び不具合が発生し、10月まで運行できなかった。

《草町義和》

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