東京メトロは2月5日、ドアの位置や幅が異なる車両が混在している路線へのホームドアの早期設置を目指し、二重引き戸による大開口ホームドアの実証実験を行うと発表した。
発表によると、実証実験で用いるホームドアの開口幅は3320mmで、有楽町線のホームドア(2480mm)より840mm広い。東西線妙典駅(千葉県市川市)の1番線ホーム(西船橋方面)に、行徳方の1ドア分だけ設置。3月7日から9月頃まで、機器運用と通過列車による風圧の影響などを調べる。
東京メトロは東西線で05系と07系、15000系を運用しているほか、JR東日本のE231系800番台と東葉高速鉄道の2000系も東西線に乗り入れている。いずれの車両も車体側面に片側4カ所の乗降用ドアが設けられているが、ドアの幅や位置は統一されていない。