インド新車市場(乗用車)でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは2月2日、1月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、11万6606台。前年同月比は13.9%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
11万6606台の販売台数の内訳は、インド国内が10万5559台。前年同月比は9.3%増と、9か月連続のプラス。輸出は1万1047台で、前年同月比は88.9%増と、3か月連続で増加する。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で8万9014台を販売。前年同月比は7.9%増と、9か月連続で増加した。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万0113台を販売。前年同月比は8.2%増と、9か月連続で増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』を含めて、1月はセグメント合計で6432台を販売。前年同月比は35%増と、2か月連続で増加する。
マルチスズキの2013年度(2013年4月から2014年 3月)までの新車販売(輸出を含む)は、115万5041台。前年比は、1.4%のマイナスだった。インドでは2014年5月、モディ新政権が発足。同政権の減税延長などの経済政策を受けて、消費者の新車購入意欲が回復傾向を示す。