仙石線、5月30日に全線再開…仙石東北ラインも運行開始

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仙石線は5月30日の全線再開が決定。現在の運休区間は内陸側のルートに変更され、途中の東名・野蒜2駅も移転する。画像は移転・再開後の東名駅のイメージ。
  • 仙石線は5月30日の全線再開が決定。現在の運休区間は内陸側のルートに変更され、途中の東名・野蒜2駅も移転する。画像は移転・再開後の東名駅のイメージ。
  • ルート変更で新たに整備される野蒜駅のイメージ。津波対策として高台を通るルートに変更される。
  • 運休区間のうち陸前大塚~陸前小野間は津波対策として内陸寄りのルートに変更される。
JR東日本仙台支社は1月29日、東日本大震災の影響で運休が続いている仙石線高城町(宮城県松島町)~陸前小野(東松島市)間について、5月30日に運行を再開すると発表した。これにより仙石線は全線が復旧する。

仙石線は、あおば通(仙台市青葉区)~石巻(宮城県石巻市)間50.2kmを結ぶ、JR東日本の鉄道路線。2011年3月11日に発生した東日本大震災による地震と津波で、路盤が流失するなどの甚大な被害を受けた。同年5月28日までにあおば通~高城町間が運転を再開。陸前小野~石巻間も2012年3月17日までに気動車を使用した暫定的な運転を再開しており、被害がひじょうに大きかった高城町~陸前小野間のみ運休が続いていた。

今回再開する高城町~陸前小野間では、津波対策として陸前大塚~陸前小野間(東松島市)の線路を約500m内陸側に移すルート変更工事が行われ、途中の東名・野蒜2駅も被災者が集団移転する高台に移設される。これにより、陸前大塚~陸前小野間の営業距離は震災前より1.2km短縮される。

また、仙石線の全線復旧と同時に、仙台~石巻間を結ぶ新しい運行系統「仙石東北ライン」が運行を開始する。東北本線と仙石線の線路が近接する部分に、東北本線の支線扱いの渡り線(仙石線・東北本線接続線)を整備。仙台駅から塩釜駅の先まで東北本線を走行し、ここから接続線で仙石線に移って高城町駅の手前から石巻駅までは仙石線を走行する。

東北本線と仙石線の両線とも電化されているが、電化方式は東北本線が交流2万V、仙石線が直流1500Vと異なるため、通常の直流電車や交流電車は運行できない。このため、HB-E210系ハイブリッド気動車を新たに導入して仙石東北ラインで運用する。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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