【トヨタ アルファード / ヴェルファイア 新型発表】販売台数から見るアル/ヴェルの強さとは

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トヨタ アルファード/ヴェルファイア 新型発表
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トヨタ自動車が1月26日に発表した高級ミニバン『アルファード』、『ヴェルファイア』は、ミニバンの延長線上の高みを目指すのではなく、高級サルーンの新しいカテゴリーを築くことを目指して開発が行われたという。

アルファード/ヴェルファイアといえば国内の高級ミニバンマーケットではもはや敵なしの状態。多人数乗車のファミリーユースだけでなく、最近では法人需要も右肩上がりで伸びており、新型では法人需要がさらに増えるとトヨタ自動車は期待する。2014年の乗用車販売台数を見てみると、モデル末期ながらもヴェルファイアが3万6734台で22位、アルファードが2万5863台で29位に食い込む。両者合わせると6万2597台に上り、増税にもかかわらず300万円以上の価格帯では驚異的な数値を残している。

開発主査を務めたトヨタ自動車 製品企画本部 吉岡憲一氏は「高級サルーンに乗っていただいている方は、フルフラットにリクライニングができないなど、どんなに頑張ってもできない部分がこのクルマでは実現できてしまう。そういった自分の価値観に合うものに関しては必要な投資を惜しまないという感覚が、最近の日本人には増えてきてるのではないか」との見解を示す。

これほどまでに同車が支持されている理由はどこにあるのだろうか。吉岡氏は「このクルマはお客様のニーズにピタッと合っているのだと思っている。乗って運転がしやすいことや、後席でゆったり過ごせるというのはファミリーユースでも法人ユースでも求められるものは同じ。開発では、室内空間や乗り心地など、幅広いニーズの中でもかならず共通する点を徹底的に研究した」と述べた。

吉岡氏によると、押し出し感の強いフロントフェイスも法人需要も見越してのものだという。「最近こういった車は政治家の方や富裕層などにもご利用いただいている。そういう方が、高級ホテルに乗り付ける際に、高級車と感じていただけるような存在感を付与するために押し出し感の強いビッグフェイスを採用した」と吉岡氏は述べた。

《橋本 隆志》

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