コネクティビリティについては「短期的には音声での通話や音楽再生、指先で運転中でも携帯電話やメディアプレーヤーの機能操作を可能とするSYNCの利用とMy Lincoln Mobileの導入をおこなう。中期的には乗り物をつなげキャパシティの拡大に努める。最新技術を搭載し乗り物同士をコネクトする。長期的には完全に統合されたコネクティビティの達成を目指す。無線通信を経由して外部記憶装置や有線通信で行われてきたデータの送受信などが無線通信に対応するようにし、ビッグデータの活用も進める。」
このうち、特に乗り物の重さを減らすことはフォードの考える持続可能性にとってカギとなる重要な要素という。さらに「フォードはアルミニウム板による成形やハイボリューム用の熱処理およびアルミ二ウムの使用比率の高いクルマの、ホワイトボディ(body in white:塗装する前のボディシェル)アプリケーションにおける開発や製造においては自動車業界をけん引する存在だといえると考えている。」と同社の強みについて語った。
《北原 梨津子》