米国の自動車最大手、GMの高級車ブランド、ビュイックは2015年1月11日、ビュイック『カスケーダ』の概要を明らかにした。実車は1月12日、米国で開幕するデトロイトモーターショー15で初公開される。
カスケーダは、GMの欧州部門のオペルが2012年に発表し、2013年に欧州市場へ投入した新型オープンカー。カスケーダは、オペルの中型オープンカーとして開発。オペルのラインナップでは、『アストラ』と『インシグニア』の間に位置付けられる。車名のカスケーダとは、スペイン語の「滝」に由来。
カスケーダのボディサイズは、全長4697mm、全幅1840mm、ホイールベース2695mm。大人4名が乗車できるゆとりの室内スペースが追求された。ルーフは、電動ソフトトップ。17秒で開閉操作は完了する。50km/h以下なら、走行中でも開閉可能。
ビュイックはここ数年、オペルからのOEMモデルを増やしている。カスケーダもオペルからのOEMとして、米国市場にはビュイックブランドから投入される。
米国仕様のカスケーダには、ダウンサイジングの1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。最大出力200hp、最大トルク28.6kgmを引き出す。オーバーブースト時には、最大トルクは30.6kgmに向上する。なお、カスケーダは2016年モデルとして、米国で発売される予定。