海上技術安全研究所、ホバリング型AUVシステムの開発に着手

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海上技術安全研究所が開発に着手するホバリングAUVシステム
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海上技術安全研究所は、海中機器「ホバリング型AUVシステム」の開発に着手すると発表した(AUV:次世代型巡航探査機)。

ホバリング型AUVは、2014年度中にシステムを完成させ、2015年度以降の早期運用を目指す。開発したホバリング型AUVは、単体で海底面接近調査、「航行型AUVシステム」とのコンビネーションによる調査への活用も検討する。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の10課題のうちの1つに「次世代海洋資源調査技術」がある。この研究開発計画には「AUV複数運用手法等の研究開発(高効率小型システム)」があり、同研究所が担当する。研究所では、さまざまな海中機器の研究開発に取り組んでおり、航行型AUVシステムの開発にも取り組んでいる。

今年7月、沖縄伊平屋海丘で沖縄海域で発見された中で最大の熱水だまりが発見された。同海域のより詳細な調査などが必要で、起伏のある海底面に接近して画像データを採取することが求められている。このため今回、調査可能なホバリング型AUVシステムを開発することが追加決定された。

《レスポンス編集部》

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