直立できぬほどの泥酔状態で運転、信号無視で事故

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12日午前10時ごろ、宮城県仙台市内の国道4号で、赤信号を無視して交差点に進入した軽乗用車と、交差進行してきた原付バイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイク運転者が重体。警察は55歳の女を酒酔い運転の現行犯で逮捕している。

宮城県警・仙台南署によると、現場は仙台市太白区中田7丁目付近で片側1車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。軽乗用車は赤信号を無視して交差点へ進入し、右方向から交差進行してきた原付バイクと出会い頭に衝突。バイクは軽乗用車に押し出され、直後に進行してきた対向車との間に挟みこまれる状態となった。

この事故でバイクを運転していた87歳の男性は頭部を強打。近くの病院へ収容されたがも意識不明の重体となった。対向車を運転していた男性にケガはなかった。

クルマは現場から走り去ったが、周辺捜索を行っていた同署員が約500m離れた駐車場で衝突痕のある軽乗用車を発見。運転していた55歳の女は直立していられないほどの泥酔状態だったことから、道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。自動車運転死傷行為処罰法違反や、ひき逃げ容疑でも調べを進めている。

聴取に対して女は「自宅でビールを飲んだ」などと供述しており、警察では飲酒量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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