米国の自動車大手、クライスラーグループのダッジブランドは11月末、2015年型『バイパー』の米国での販売を開始した。
2015年モデルでは、今年9月に発表。8.4リットルV10がパワーアップ。従来の640psから5ps引き上げられ、645psを獲得する。6速MTも改良。高速燃費は20マイル/ガロン(約8.5km/リットル)と、従来比で約5%向上している。
また、2015年モデルでは、米国のベース価格を8万4995ドル(約1005万円)に設定。この価格は、従来比で1万5000ドル(約180万円)の大幅な値下げとなる。さらに2015年モデルから、完全受注生産車となった。
2015年モデルのハイライトが、2013年春に発表されたサーキット仕様「TA」の進化。TAとは、タイムアタックを意味する。2015年型では、「TA 2.0」に進化を果たす。
2015年型のTA 2.0では、「エアロパッケージ」を採用。新デザインのリアスポイラーやフロントリップスポイラーが装備され、高速走行時のダウンフォースを引き上げる。この他、従来通り、ビルシュタイン製のサスペンション、ブレンボ製ブレーキ、ピレリ製のPゼロコルサタイヤなど、足回りはサーキット仕様に仕立てている。