国土交通省は、今冬期間中、省内に「異例の降雪に対する国土交通省対策本部」を常設すると発表した。
太田国土交通大臣の指示により、今後の異例の降雪にあらかじめ備えるため、これまでの対応で得られた知見や教訓を踏まえ、異例の降雪となった場合、被害を最小化するための対応を迅速、的確に実施するのが目的。
12月に普段、ほとんど雪が積もらない四国地方で異例のまとまった降雪があり、幹線道路で立ち往生車両が発生するなど、交通障害が発生した。加えて、多数の孤立集落の発生など、大きな被害や社会的影響も生じた。
これらの地域では、雪に対する経験や備えがほとんどないため、少量の積雪でも大きな被害や混乱が生じたと見られる。普段から降雪の多い地域でも、記録的な降雪などにより大きな被害が発生する可能性があるため、これに備える。