ドイツの高級車メーカー、アウディが11月中旬、ロサンゼルスモーターショー14で初公開したコンセプトカー、『プロローグ』。同車を、ドイツの有力自動車メディアがテストしている。
プロローグは、アウディの次世代デザインを提示した1台。2014年2月、アウディのデザイン部門のトップに就任したマーク・リヒテ氏が、初めて手がけたコンセプトカーで、大型の2ドアクーペの提案。市販版の『A9』を示唆した1台とも伝えられる。
ボディサイズは、全長5100mm、全幅1950mm、全高1390mm、ホイールベース2940mm。アウディのフラッグシップサルーン、『A8』に対して、全長は45mm短く、背が75mm低い。低い位置に置かれたワイドなシングルフレームグリルの左右には、「マトリックス」ヘッドライトを配置。
パワートレインは、A8の高性能グレード、『S8』などに搭載される直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボ。プロローグ用に高出力化が図られており、最大出力605hp、最大トルク76.5kgmを引き出す。駆動方式は、フルタイム4WDのクワトロ。プロローグは0-100km/h加速3.7秒と、大型ラグジュアリークーペとしては異例の加速性能を持つ。
11月22日、ドイツの自動車メディア、『Auto Bild』は公式サイトを通じて、プロローグの映像を配信。ロサンゼルスの市街地において、プロローグをテスト走行させている。