アイサイト、予防安全性で最高評価…スバルの安全性へのこだわりとは

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スバル アウトバックに搭載されているアイサイト
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  • スバル レガシィ アウトバック リミテッド
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  • スバル アイサイト(参考画像)
  • ユーロNCAPのスバル レガシィ アウトバック 新型の衝突テスト
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  • 新型スバル レガシィ の米IIHSスモールオーバーラップ衝突テスト
ステレオカメラによる運転支援システム「アイサイト」を搭載するスバル『レガシィ』が4日、予防安全性能アセスメントにおいて、最高評価のJNCAP「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得した。既に『レヴォーグ / WRX S4』『フォレスター』『XVハイブリッド』もASV+を獲得しており、スバル車はラインアップを通して高い安全性を実現していることを証明した。

予防安全性能アセスメントは、今年度から新たに実施されたもので、衝突被害軽減制動制御装置(AEBS)および車線逸脱警報装置(LDWS)の2つの装置について試験を実施。40点満点評価で、レガシィB4、およびレガシィアウトバックは40点満点を獲得した。今年10月に公表されたレヴォーグ/WRX S4(40点)、フォレスター(39.9点)、XVハイブリッド(39.3点)に続いて4台目となり、これまで評価が実施されたすべての車種で「ASV+」に選定されている。

この高い予防安全を実現するのがステレオカメラによる運転支援システム「アイサイト」。レヴォーグ以降のモデルに採用される「アイサイト ver3」では、従来からのプリクラッシュブレーキ機能が強化され、レーン逸脱時の操舵制御(アクティブレーンキープ)も追加された。また、カラー認識に対応し、先行車のブレーキランプの検知が可能になり、誤発進防止機能がバックにも有効となるなど、常に進化を続けている。

スバルは1988年からステレオカメラによる運転支援システムの開発を開始、1999年に初めて「ADA」として市販車に投入するなど、その歴史は意外と古い。人間中心の考えから「視覚の認識」の重要性に注目し、レーダーではなく人の目に近いステレオカメラを採用し開発を進めてきた。同様の考えから「運転席からの視界の良さ」にこだわり続けるのもスバルならではの取り組みと言えるだろう。ステレオカメラはその後も進化を続け、2008年に「アイサイト」として初めてレガシィに搭載。2010年より5代目レガシィに採用された「アイサイト ver2」では「ぶつからないクルマ」としてスバルの高い予防安全性が広く認知され、また標準車プラス10万円程度という価格設定もあり、約8割にのぼる高い装着率を誇るまでになった。

スバルのクルマづくりにおける「安全性」に対する取り組みは、1950年代に登場した『スバル360』の時代から変わらない。富士重工業の前身が飛行機メーカー(中島飛行機)だったこともあり、乗員の安全は何よりも優先されるべきものとして、その精神が今も受け継がれているのだという。スバル車といえば、水平対向エンジンと四輪駆動によるハンドリングの良さや高い走行安定性が特徴だが、水平対向エンジンには搭載位置が低く万が一の歩行者との衝突時にも被害を軽減できるという利点がある。また、車対車衝突時などにはエンジンがフロア下にもぐりこむような設計としており衝撃を吸収することができるなど、アクティブセーフティ、パッシブセーフティの両面から安全性にこだわりを持ったクルマづくりがおこなわれてきた。

衝突安全性では3日に、欧州で唯一の公的衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムが、新型レガシィアウトバックの衝突安全テストの結果が見事5つ星の最高評価となったことを発表したばかり。同テストではXV、フォレスターも5つ星評価を獲得している。また、米国IIHS(道路安全保険協会)は11月に、日本でも発売したばかりのインプレッサ2015年モデルが衝突予防性能評価で最高評価となったことを発表、過去5年間の全モデルで最高評価となった唯一のメーカーとなるなど、スバル車の安全性は海外でも広く知られるものとなった。

安全装備・機能の向上が近年目覚ましい中で、トップランナーであり続けるスバル。先日販売を開始した改良新型インプレッサに最新のアイサイトver3が設定されたように、今後も既存車種であっても順次先進安全機能などをバージョンアップし採用していく。販売の現場では、車種ではなく「アイサイトください」と訪れる顧客もいるという。クルマ選びの基準に「安全性」という選択肢を追加した功績は、決して小さくはない。
《宮崎壮人》

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