欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは11月21日、新型『パサート』の量産第一号車を、ドイツの顧客に引き渡した。
新型パサートは2014年9月、パリモーターショー14で初公開。先代に対して、ボディサイズを若干小型化。それでいて、ホイールベースの延長などにより、室内空間を拡大する。フォルクスワーゲンによると、足元と頭上空間のゆとりを引き上げ、荷室容量も増やしているという。また現行比で、車両重量は最大85kg軽量化。
さらに、新型パサートには、LEDテールライトを採用。ヘッドライトは、ハロゲンまたはLEDで、オプションで「ダイナミック・ライト・アシスト」を設定。他車にまぶしさを感じさせず、路面を明るく照らすよう、走行状況に応じて自動的に照射角度を調整する。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンとディーゼルの合計10ユニット。全てのエンジンにアイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを装備。排出ガス性能は、「ユーロ6」を満たす。
フォルクスワーゲンは11月21日、新型パサートの量産第一号車を、ドイツ在住の顧客に納車。シルバーボディの「2.0TDIブルーモーション」仕様が、Wolfenbutteler Jorg Ruter氏に引き渡された。納車式は、ドイツ・ウォルフスブルク本社工場に隣接する「アウトシュタット」で行われている。