ベルギー企業、ペラ州でアジア最大規模の石灰工場建設へ

ベルギーに拠点を置くLhoistが、マレーシア及びアジア太平洋地域における事業拡大の第1期として1億7,000万ユーロ(7億417万リンギ)を投資する計画を立てていることが明らかになった。

エマージング・マーケット 東南アジア

ベルギーに拠点を置くLhoistが、マレーシア及びアジア太平洋地域における事業拡大の第1期として1億7,000万ユーロ(7億417万リンギ)を投資する計画を立てていることが明らかになった。

Lhoistは石灰を生産する業者で年間売上高は20億ユーロ。125年前に創業された企業で、25カ国以上で90カ所のプラントを運営している。社員の数はおよそ6,000人。

ペラ州イポー周辺の石灰採掘場を2007年に取得し、2013年には石灰業者を買収している。Lhoistはアジアで最大規模の石灰プラントをペラ州タパに建設する計画で、クアラルンプール(KL)には域内事業の拠点と研究・サポート拠点を設置する計画だ。マレーシアは地域の中心にある安定した国であり、東南アジアの他国と比べて開放的な経済であることからハブに選んだという。

タパのプラントは2016年に稼働を開始する予定で、現在土木工事が行われている。年間、65万トンの石灰を製造することを目標としている。石灰の80%を東南アジアやインド向けに輸出する予定で、残りは国内向けに出荷する。

千田真理子

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