12月から納車が始まる“メルセデスブランド初のPHV”、『S550プラグインハイブリッド ロング』は、『S550』と同価格の1590万円(税込)で販売される。「『Sに興味があるけどまだ…』という人にこの価格は訴求力がある」とメルセデス・ベンツ日本はいう。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、11月25日に行われた発表会で「V6エンジンと電気モータという組み合わせでV8エンジンのS550の価格とイコールとし、さらに保証を厚くしてユーザのPHVへの不安をとりのぞきたい」と話した。
同車には、従来の総合保証プログラム「メルセデス・ケア」に加え、リチウムイオンバッテリーをはじめとするすべての部品に4年間の特別保証が付き、合計7年間の保証が適用される。また、自動車重量税・自動車取得税が100%免税となり、クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金が最大85万円受けられる。
燃費については、S550が10.5km/リットル(JC08モード)に対し、S550PHVは13.4km/リットル。上野社長は、「このクルマは基本的に家庭で充電してもらうイメージ。もちろん拠点に配置してある充電インフラの拡張なども予定している」とも話していた。
また、充電リッドが右テールランプの下に設置されている点について同社は、「フューエルリッドも右側で、後席とトランクの間にバッテリがある関係で、最適な位置としてこの場所が選ばれた」と説明していた。