欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは11月17日、中国で11月20日に開幕する広州モーターショー14において、『ビジョンC』を中国初公開すると発表した。
ビジョンCは2014年春、ジュネーブモーターショー14でワールドプレミア。ビジョンCは、シュコダの次世代デザイン言語を表現したコンセプトカー。ここ数年、シュコダはダイナミックな新型車およびデザインの開発に取り組んできた。ビジョンCは、この取り組みを次なる段階へと飛躍させるデザインスタディとして企画。
そのハイライトは、流行の4ドアクーペデザイン。厳密には、リアゲートを備えるため、シュコダはビジョンCを、「5ドアクーペ」と表現する。同じくフォルクスワーゲングループに属するアウディの『A7スポーツバック』を連想させるクーペフォルムが特徴。
車台には、フォルクスワーゲングループが新開発した新世代モジュラープラットホーム、「MQB」を採用。ビジョンCではこのMQBをベースに、軽量化やエアロダイナミクス性能の向上を図った。室内は機能性が追求され、大人4名とその荷物に充分な居住性を備える。
パワートレインは、CNG(圧縮天然ガス)に対応。システムは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが基本。最大出力は110psを発生する。CO2排出量は91g/kmと、環境性能は高い。