マレーシア経済成長、第3四半期は5.6%に鈍化…輸出減速&補助金削減が影響

中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は14日、2014年第3四半期(7-9月期)の国内総生産(GDP)成長率が5.6%にとどまったと発表した。

エマージング・マーケット 東南アジア

中央銀行バンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は14日、2014年第3四半期(7-9月期)の国内総生産(GDP)成長率が5.6%にとどまったと発表した。

第1四半期の6.2%、第2四半期の6.5%をも下回った。世界景気の低迷による輸出の減速に加え、これまで成長を支えてきた個人消費が利上げや補助金削減により鈍化したことが影響した。

民間投資の成長率は、サービスや製造セクター向けを中心に、前期の12.1%から6.8%に落ち込んだ。民間消費はプラス6.7%と堅調な伸びを示したが、政府の歳出抑制策を背景に、公共投資が前期のマイナス3.3%からマイナス8.9%にさらに悪化した。モノやサービスの輸出は前期の8.8%成長から2.8%成長に落ち込んだ。

伊藤 祐介

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