JR東日本リテールネット(東京都新宿区)は、JR東日本エリアで展開するエキナカコンビニ「NEWDAYS」に新デザイン導入を発表。赤を基調にしたNEWDAYSから、緑をベースにした「NewDays」に順次リニューアルさせる。
2つのグリーンと大文字+小文字を使用したNewDaysの新しいロゴには、「陽光を浴びて芽吹き、すくすくと成長する木々」をイメージ。店舗外観は、グリーンと木目を組み合わせ、「自然な雰囲気」を演出した。
JR東日本のコーポレートカラーにも似たグリーンの新デザインショップ。その1号店となるのは、JR新宿駅構内東口改札外正面の「NewDays 新宿店」。各種商品のプロモーションや商品販売などが行なえる多目的コーナーや、80インチのデジタルサイネージが設置されるほか、スタッフユニフォームも外観と調和したデザインに刷新される。
同社は、新デザインショップの1号店を新宿に決めた理由について「観光やビジネス、年齢や男女比など、それぞれが偏らず、多様なユーザが集まる駅だから」と、また新デザインショップの展開について「2014年度は山手線内を中心に約90店舗を更新、2015年度以降も順次拡大させていく」と話していた。
また、11月11日からNEWDAYSでは新たな「健康志向商品」と銘打つパン類を4種類発売。「ストレスを和らげる効果がある」といわれるGABAが入ったチョコパイなどが陳列棚に並んだ。
NEWDAYSを利用する客の男女比は「ほぼ半々」と同社。こうした健康系食品などを開発する理由について、「駅の売店を利用するユーザーの動向が変わってきた」という。
「タバコや雑誌が売れていたキオスクの時代と違い、NEWDAYSはエキナカコンビニとして男女幅広い層に支持されるようになった。街のなかにあるコンビニと同じようにNEWDAYSを利用するユーザが増えた。例えばドリンクやパンなどは、駅構内でサッと口にして小腹を満たすというよりも、健康を意識して商品を選び、オフィスまで持っていって朝食や昼食の時間に食べるというユーザが多い」(同社)
赤いNEWDAYSのロゴにあった「駅から始まる、あたらしいまいにち」というコピーは、新デザインに継承されなかった。この冬から、「ニーズの多様化に対応し、常に進化する」という意味が込められたグリーンのNewDaysが、JR東日本エリアの駅に出現する。