日産自動車は11月7日、米国ミシシッピ州キャントン工場において、新型『ムラーノ』の生産を開始した。
ムラーノは、日産の最上級クロスオーバー車。2014年4月、ニューヨークモーターショー14で発表された新型は3世代目モデルで、ミッドサイズクロスオーバー車のセグメントにおいて、新たな基準を打ち立てることを目指して開発。斬新なデザイン、プレミアムなインテリア、先進のテクノロジーなどを重視している。
日産の最新デザイン言語も導入し、「V-モーション」と呼ばれるフロントマスク、ブーメラン状のヘッドライト、フローティングルーフなどを採用。インテリアは、ラウンジ感覚の提供がテーマ。インパネの高さを抑え、センターコンソールをワイド化。大型のパノラミックルーフが用意され、頭上空間に開放感をもたらす。
搭載エンジンは、3.5リットルV型6気筒ガソリンで、最大出力260ps。トランスミッションは、CVTの「エクストロニック」を組み合わせた。駆動方式は、FFと4WDを設定。日産によると、燃費は先代比で約20%向上しているという。
11月7日、米国ミシシッピ州キャントン工場では、新型ムラーノの量産第一号車がラインオフ。新型は、歴代ムラーノとしては初めて、米国で現地生産。キャントン工場は新型ムラーノの世界唯一の生産拠点となり、世界100以上の市場に出荷される。