日産自動車の西川廣人代表取締役は11月4日に横浜市の本社で行った決算発表会見で、足元の為替動向について「日本の自動車産業にはいい状況になっている」と、歓迎の意向を示した。
西川代表取締役は「私どもは円安という表現でなく、円高状態が是正されていると受け止めている」としたうえで、「十分に円高が是正され、いいレンジに入ってきた」と指摘した。
一方、円安のマイナス影響を懸念する向きがあることに対しては、「総じて日本経済には良いのではないか」と述べ、輸出型の製造業への好影響が日本経済にもプラスになるとの見解を示した。