ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、伊勢丹メンズのブラックウォッチリニューアルにあわせて、新タータン柄を身にまとったMINI『ハッチバック』5ドアを発表した。
現在のメンズファッションの潮流において、非常に重要なセグメントである「トラディショナル」。それを代表するものがイギリスのトラディショナルであり、一説にはメンズファッションの起源も、ここにさかのぼるといわれている。
そのイギリスにおいてもっとも象徴的なものが、今回のブラックウォッチなどに見られるタータン。元々は部族、氏族の所属を示すものであったが、次第にそのカルチャーは拡張されていくことに。ブラックウォッチはその拡大期にあって、スコットランドの高地における軍隊を表すものであった。後年に、タータンは政治的な理由で禁止をされてしまうものの、ブラックウォッチは例外として受け継がれることになるほど、レジェンド的な存在なのだ。
「The New Blackwatch MINI」と名付けられたこの車は、外装をラッピング加工でフルカバー。細かなドアヒンジや、下地の色、はたまたインテリアのチョイスも新しいブラックウォッチにマッチさせた。
かつて、ローバー時代のMINIもタータンの限定車を出していたが、今回のコラボカーに関してはひとまず市販予定はない。インテリアにもタータンがあしらわれているが、こちらは市販モデルに設定があるものだという。
展示期間は11月4日まで。伊勢丹新宿店メンズ館1Fにてその姿を見ることができる。