BASFジャパンが発表した2014年第3四半期の連結決算は、販売量が大幅増となった天然ガス取引事業が増収に貢献し、売上高は前年同期比3%増の183億ユーロとなった。
特別項目控除前営業利益(EBIT)は同9%増の約18億ユーロ。化学品部門、石油・ガス部門が増益に大きく貢献した。しかし、農業関連製品部門が大幅減益となり、増益額は圧縮される形となった。
利息・税金・償却控除前利益(EBITDA)は同1%増の25億ユーロとなった。
第3四半期の税引き前及び少数株主持分控除前利益は同1億2,600万ユーロ上回り、16億ユーロとなった。
2014年通期見通しについては、市場環境は厳しさを増しているが、特別項目控除前EBITは、小幅増益の予想を据え置いた。