【トヨタ エスクァイア 発表】「少し生活に余裕が出てくる40代」がターゲット

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  • トヨタデザイン本部トヨタデザイン部主幹の高澤達男さん

トヨタが発表、発売した5ナンバーサイズのミニバン『エスクァイア』は、既存車種をベースに、上級、上質なクルマをデザインすることが命題だった。

トヨタデザイン本部トヨタデザイン部主幹の高澤達男さんによると、「5ナンバーのコンパクトキャブワゴンカテゴリーに上級、上質なクルマがないことから、そういうクルマを、『ヴォクシー』、『ノア』をベースにデザインすることが課題だった」と話す。

そのターゲットユーザーは、「40代で、末子が中学校くらい」と既存車種よりも若干年齢層が高く、また、子供が大きい。これは、「少し生活に余裕が出てくると考えたからだ」と高澤さん。

「その中には、このサイズのミニバンが欲しいという人たちがいる。その人たちに相応しい、現行にない上級、高級なクルマをデザインすることが命題だった」という。

しかし、「単に高級、きらびやかにするだけでは、拒否されてしまうのではないかと考えた。そこで、高級、上質にプラスして、モダンに見えるように表現した」と述べる。

ベースはノアだが、そこからの変更部位は限られている。「フロントではグリルとフォグランプカバー。リアでは、バックウインドウ下の黒とメッキのガーニッシュ部分。サイドでは、ベルトモールがステンレスの光りものとメッキのドアハンドル。こういった限られた部位で、上級、高級感と、モダンさを表現していった」と高澤さん。

「特にミニバンでそのクルマの性格を一番表現できるのはフロント部位だ。その中でもフロントグリルなので、そこに重点を絞って変更している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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