トヨタ自動車は10月29日、新型コンパクトミニバン『エスクァイア』を発売した。『ノア / ヴォクシー』をベースに高級感のある内外装に仕上げたのが特徴。製品企画本部の水澗英紀チーフエンジニアは「高級感、上質感を端的に表しているのがフロントグリル」と強調する。
水澗チーフエンジニアは同日都内で開いた発表会で「アンダーグリルまで伸びる堂々としたTの字のデザインは高級車として存在感を強烈に表現する。一本一本のメッキバーの幅と間隔のリズムや角度にこだわり、ボリューム感、立体感を強調するように造り込んだ。いたずらにギラギラするのではなく、見る角度や光のあたり方で様々に顔の表情が変化するモダンでセンスの良いフロントグリルを目指した」と述べた。
また「その他にもクオリティ感のあるモダンデザインを狙い、随所にこだわった。メッキを施した質感の高いフォグランプカバーは低くワイドに構えることで低重心感も強調している。サイドビューでは、ステンレスベルトモールと、メッキ加飾のアウトサイドドアハンドルで、高級車にふさわしい品格と存在感を表現した。リアビューでは浮かんでいるように構成したバックドアガーニッシュで広々としたキャビンを表現。広がりと切れ味あるメッキ断面で質感の高さを演出している」とも語っていた。