トヨタ自動車は10月29日、新型コンパクトミニバン『エスクァイア』を発売した。『ノア / ヴォクシー』をベースに高級感のある内外装に仕上げたのが特徴だが、トヨタの吉田守孝専務役員は「ノア / ヴォクシーとの喰い合いにはあまりならない」と言い切る。
専務は同日都内で開いた発表会で一部報道陣の取材に応じ、「ノア / ヴォクシーの客層の中心が30代であるのに対して、エスクァイアは内装も外装も少し高級にしているし、装備もつけて価格差をつけているので、多分これを買うお客さんは40代の層だと思う」と説明。
その上で「ノア / ヴォクシーとも喰い合いにならないと思うし、またその上の『アルファード / ヴェルファイア』はもっと(車格が)大きいのであまりカニバリゼーションはないだろう」と述べた。
また「消費増税の影響などもあって市場全体はまだ戻りきってないが、その中でコンパクトミニバンやSUV、商用車はしっかり伸びている。今回、非常に大きいコンパクトミニバン市場の中で従来のものよりも少し高級なモデルを出すことによって、さらに国内市場が活性化することを期待している」とも語った。