日本船舶輸出組合が発表した2014年度上半期(4-9月)の輸出船契約実績によると、一般鋼船の受注量は165隻、前年同期比2.4%増の677万8210総トンと3年連続プラスとなった。
円安などの効果で価格競争力が強まり、特に上期前半に受注が伸びた。
船種別では、貨物船が14隻、100万2460総トン、ばら積み船が129隻、504万9350総トン、油送船が22隻、72万6400総トン。
受注の船主系列別実績は、トン数ベースで邦船系が67.5%、欧米系が11.0%、ギリシャ系が7.4%、香港系が3.0%、その他が11.1雄%となった。
契約態様は、円建契約が9.5%、円・外貨ミックスが4.4%、外貨建が86.1%、現金払契約が100%、商社契約が16.2%となっている。
納期別内訳は、2014年度ものが5.9%、2015年度ものが20.3%、2016年度ものが36.3%、2017年度ものが34.5%、2018年度ものが3.0%となっている。
一方、通関実績は137隻、同4.5%減の544万5390総トンとなった。
9月末の輸出船手持工事量は、678隻、2846万総トンとなっている。