東風日産、中国の大連工場が稼働…エクストレイル 生産開始

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日産自動車と東風汽車の中国合弁、東風日産乗用車公司(DFL-PV)は10月18日、大連工場において車両の生産を開始した。まずは、『エクストレイル』の生産を開始している。

総敷地面積132万平方mの大連工場は、2つの段階を経て、生産規模を拡大。第1段階の投資総額は50億人民元で、年間生産能力は15万台。第2段階完了時には、年間の総生産能力が、30万台へ拡大する見通し。

大連工場は、東風日産のSUV車両の生産拠点。大連工場の生産技術、品質管理、環境基準は、日産のグローバル基準を導入。また、工場の中核を担う管理職には、既存の中国工場の優秀な人材を配置した。

大連工場は中国北部において、東風日産の市場プレゼンス拡大の足掛かりとなる工場。東風日産は、大連工場の竣工により、華南の花都工場(第一工場・第二工場)、華中の襄陽工場、鄭州工場とともに、中国全土に日産車を提供する生産体制を整えた。

広州の花都、襄陽、鄭州にある既存の生産拠点に大連工場が加わることにより、東風日産は、中国市場向けモデルの全てを、中国大陸の4大生産拠点で生産することに。日産自動車のトレバー・マン チーフ・プランニング・オフィサーは、「大連工場は、中国市場における日産のコミットメントの表明。今後も中国全土の顧客に高品質な商品を提供していく」と述べている。

《森脇稔》

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