マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)は16日、法人会員を対象とした2014年下半期の景気動向調査の結果を発表。
景況DIはプラス6.1と今年上半期に続いてプラスを維持。2015年上半期の予想についても4.6のプラスとなった。
JACTIMは、2013年上半期から続く景気回復の流れを継続しており、今後の景気の先行きについてもポジティブな印象が伺えると指摘。業績要因に東南アジア諸国連合(ASEAN)・マレーシア国内経済の動向を挙げる企業が多く、地域内景気の重要度が増していると分析した。
同調査はJACTIM法人会員532社を対象に9月2日から9月24日にかけて実施し、152社から回答を得た。景況DIは「よい」と答えた企業数から「悪い」と答えた企業数を引いたものの比率を割りだしたもので、前期のDIはプラス2.2だった。今期のプラス6.1は、前回調査における予想値のマイナス3.3を大幅に上回った。
利益水準についてはDIがプラス33.1と依然として黒字回答企業が多く、利益率についても前回のマイナス13.3からマイナス11.9に改善した。ただ来年上半期の予想はマイナス14.7に悪化している。