羽田空港の延長C滑走路、12月11日供用開始…地上と上空から見る[写真蔵]

航空 行政
東京国際(羽田)空港C滑走路延伸事業
  • 東京国際(羽田)空港C滑走路延伸事業
  • D滑走路を離陸した旅客機から羽田空港を見下ろす
  • 羽田空港D滑走路からC滑走路を眺める
  • 東京ゲートブリッジの上空を越え左旋回で羽田空港へと着陸する旅客機
  • 千葉港上空を左旋回し着陸態勢に入るシンガポール航空SIA632便(ボーイング777)
  • 羽田空港A滑走路と国際線ビル
  • 延長されたC滑走路が12月11日から供用を開始する羽田空港
  • A滑走路に着陸する旅客機からD滑走路を見る

国土交通省は10月16日、羽田空港C滑走路延伸事業の供用開始日を12月11日と発表。これまで3000mだったC滑走路が360mぶん南東(D滑走路側)に延長し、離陸開始位置が海側にシフトする。

工事着手から約5年。この延長C滑走路を離陸する際、陸域(市街地方面)への騒音影響が軽減するほか、国際線の離陸制限の緩和などが期待される。

羽田空港は現在、最も陸側にあるB滑走路と、海側にあるD滑走路がともに2500mで平行し、3000mのA滑走路(川崎側)とC滑走路(千葉側)が平行して配置されている。

深夜帯の国際線離陸などは、最も海側のD滑走路を使用するケースが多かったが、今回のC滑走路の海側への延長で、CとDの両方が使えるようになる。また、エアバスA380型機などの大型旅客機も深夜早朝のC滑走路を使用できるようになる。

この延長にともない、滑走路などの土木工事の工程にあわせ、進入灯火の移設や滑走路灯火・誘導路灯火などの新設が行なわれた。

さらに羽田空港では、発着枠拡大を目指した検討もすすめられている。首都高速1号羽田線空港西ランプの東側に広がるスペースに新たに駐機場を設置する案や、現在のC滑走路と760m以上離れた海側に新滑走路を平行に置くという案もある。

《レスポンス編集部》

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