AIR DO(エアドゥ)は、機体整備記録を改ざんするなどして9月26日に国土交通省航空局から厳重注意を受けたのに伴って、是正策を講じた再発防止策を策定、国土交通省航空局に提出した。
全社的に取り組む項目としてトップマネジメントによるダイレクトトークを充実し、組織内のコミュニケーションを活性化する。安全最優先の意識を徹底するため、安全についての教育を充実させる。全社員を対象とした既存のコンプライアンス教育に実例に基づいた内容を加え、教育の効果向上を図る。
また、今回問題となった整備部門が取り組む項目として、各業務の責任の所在を明確化し、業務遂行に見合った適正な人員を配置する。整備計画の作成から整備完了確認までのプロセスを見直し、詳細な規定を作成する。加えて、専任監査員を増員し、今回の取り組みが確実に実施されていることを確認するなど、監査の充実を図る。
同社では、今回の厳重注意を受けた件についての原因究明に関して「安全意識・コンプライアンスの欠如」、「整備部門内における不明確な責任分担」、「関連手順の不備」などに起因した整備実施期限の超過があったとしている。これらを「重く受け止め深く反省するとともに、今後、二度とこのような事象を生じさせないよう再発防止策を着実に実行する」としている。