伊達政宗の兜をイメージ…仙台の地下鉄東西線車両が公開

鉄道 行政

仙台市交通局は10月15日、2015年開業予定の地下鉄東西線で使用する2000系電車を、同線の荒井車両基地(若林区)で報道陣に公開した。伊達政宗の兜をイメージしたという前面の三日月形のデザインが特徴。今月下旬から試運転を開始する。

東西線は、仙台市南西部の八木山動物公園駅(太白区)からJR仙台駅を経て、仙台東部道路・仙台東IC付近の荒井駅(若林区)までを結ぶ約13.9km・全13駅の路線。急勾配や急カーブに強く、建設費や運営費を抑えられることから、東京の都営地下鉄大江戸線などと同様のリニアモーター式を採用している。線路の幅(軌間)は新幹線などと同じ1435mmで、既存の仙台市地下鉄南北線(1067mm)より広い。

2000系はアルミ製車体の4両編成。伊達政宗の兜の「前立て」をイメージしたという前面の三日月形のラインはアルミの磨き出しで、その下のやや黒い部分はよろいの黒漆塗りをイメージしている。側面は上部に広瀬川や空、海を表すアクアブルー(青)のラインを通し、窓の部分には青・緑・黄色・オレンジの「スクエアドット」と呼ばれる四角を並べたカラーリング。ドットの配列は各車両で異なるが、黄色とオレンジは東西線の駅数に合わせて編成の片側で計13個となっている。

車内はドア間が6人がけ、車端部が4人がけのロングシート。座席の色は青(優先席は赤系)で、七夕の吹き流しをイメージしたというアクセントの模様を入れている。ドアの窓は南北線1000系と同じ楕円形で、各ドア付近には17インチワイド液晶ディスプレイが設置され、日・英・中・韓の4言語で駅名の表示などを行う。

1両の全長は16.5m(先頭車は16.75m)、幅は2.49mで、既存の地下鉄南北線用1000系と比べ外形は3割程度小さいが、車内の空間は2割程度の縮小に抑えており、内装デザインも車内が広く見えるように工夫しているという。

今回公開された最初の編成は9月に荒井車両基地に搬入。来年夏ごろには全15編成が揃う予定という。仙台市交通局東西線建設本部建設部の田代良二技術課長は「デザイン的にも非常にインパクトのある車両だと思う。地域の方にかわいがっていただくとともに、ファンの方もぜひ乗りに来ていただければ」と話していた。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめの商品

鉄道 アクセスランキング

  1. JR東日本、鶴見駅の京浜東北線ホームにもホームドア設置へ…6月以降に着手

    JR東日本、鶴見駅の京浜東北線ホームにもホームドア設置へ…6月以降に着手

  2. JR四国、旧国鉄121系電車をリニューアル…CFRP台車「efWING」導入

    JR四国、旧国鉄121系電車をリニューアル…CFRP台車「efWING」導入

  3. 湘南モノレール、23年ぶりダイヤ改正…夜間中心に増発

    湘南モノレール、23年ぶりダイヤ改正…夜間中心に増発

  4. エヴァ新幹線、7月から再び運行へ…山陽新幹線「500 TYPE EVA」

  5. JR西日本『瑞風』、伯備線に乗り入れ…車窓は「伯耆富士」

  6. 東武鉄道の東上線で脱線事故…台車に亀裂

  7. 鉄道博物館、新幹線走る在来線機関車「EH800」講演会…6月4日

  8. 京都・鞍馬寺のケーブルカー、1年ぶり運転再開

  9. 日台の鉄道車両「乗入れ」、今度は東武『りょうもう』が台鉄特急に…6月17日から

  10. 東武鉄道、岩槻駅の橋上化が完成…5月31日使用開始

アクセスランキングをもっと見る