ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは10月8日、9月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万5828台。前年同月比は22%増と、引き続きプラスを維持した。
市場別実績は、欧州が回復。欧州では9月、4649台を販売。前年同月比は4.1%増と、6か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは1799台を売り上げ、前年同月比は11.9%増。6か月連続で前年実績を超えている。
また、米国は前年同月比16.6%増の3607台と、8か月連続で増加。しかし、単一国としては、8か月ぶりに中国に最量販市場の座を明け渡した。その中国の9月実績は、4344台。前年同月比は54%の大幅増で、4か月連続で増加した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、42.9%増の6800台と、3か月連続のプラス。
2014年1-9月実績を車種別で見ると、『カイエン』が5万1000台以上で最量販車に。『911』シリーズが、約2万2900台でこれに続く。『パナメーラ』はおよそ1万8700台。
ポルシェの2014年1-9月世界新車販売は、前年同期比13.3%増の13万5642台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「9月も世界規模で、成長が持続した。ポルシェは今、プレミアムセグメントにおいて、プラグインハイブリッド車を3車種、用意している」と述べた。