ボディ色「アゼリアピンク(M)」は、最新の改良で登場した『デイズ』の新色。かなり鮮やかな色で、スーパーの駐車場などでも、ひと目で停めた場所が発見できた……とご報告しておこう。「バッテリーアシストシステム」の採用が目玉。これは減速時にオルタネーターで発電した電力をニッケル水素電池に充電、電装品(ナビ、オーディオなど)に使うというもの。通常の“発電頻度”を下げ、ガソリン消費量を抑える考え方のシステムだ。実際に一定の効果はあるようで、停止直前にメーター内にバッテリーのマークが点灯、充電はしばしば実行されれいるのがわかる。30.0km/リットルの低燃費を達成しているが、こちらも走行中に表示を観察していると、“平均燃費”の数字の、いったん落ちたあとのリカバーが比較的素早い印象から、アイドリングストップとともに、コツコツと省燃費を稼いでいることを実感する。走行性能は通常モードで、発進後の加速感がやや高まった。大人しい走りであれば十分で、“いざという加速”が必要な場合は、シフトレバー横のボタンでSモードを選択するといい。走行中のステアリングの“座り”が現状以上になればなおいいが、フロントガラス下端~Aピラー付け根および三角窓~ドアガラス下端あたりのスッキリしたデザインは、日常的な取り回しのしやすさと気持ちよさに貢献している。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
小さな車体に大きな感動! スペーシアカスタム×carrozzeria Xの勝利方程式[Pro Shop インストール・レビュー]by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編 2025年9月13日